5つの栄養成分 目安を上手に使ってヘルシーな食生活へ
『カンエツヘルシーキッチン』は、こんにゃく、しらたきを中心とした身近な食材を使用したレシピ百科です。これらの食材は様々な料理に合わせることができ、ボリュームのあるおいしい料理を作ることができます。
普段のお料理の参考にしていただくために、『カンエツヘルシーキッチン』は5つの目安の栄養成分(糖質/エネルギー(カロリー)/脂質/塩分/食物繊維)を表示しています。健康な生活を送るには毎日の食事が大切です。ぜひヘルシーキッチンのレシピを参考にしていただき、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
まずはチェック!健康的な食事&生活ができていますか?
食生活習慣のチェック
規則正しく食事をとれていますか?おいしい食事を、味わいながらゆっくりよく噛んで楽しみましょう。間食や外食、お酒や夜食はほどほどにしましょう。
塩分・脂肪分のチェック
食塩を控えめにしましょう。食塩摂取量の目標値は、男性:1日8g未満、女性:7g未満とされています。 脂肪もとりすぎを控えて動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう。
その他生活行動
食事のほかにも歩く時間や運動の時間、睡眠や休養の時間、趣味や外出の時間などを見直してみましょう。健康目標をつくり、定期的な運動を心がけましょう。
食事バランスガイドで、毎日の食事をチェック!
「何を」、「どれだけ」食べたらよいかをわかりやすくコマのイラストを用いて表したものが食事バランスガイドです。
毎日の食事を「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5つの料理グループに区分し、区分ごとに「つ(SV)」という単位を用いて1日の目安が示されています。この表を参考に毎日の食事バランスを振り返って見ましょう。
出典:厚生労働省ホームページ「食生活指針」及び「食生活指針の解説要領」より
※SVとはサービング(食事の提供量の単位)の略
※この料理例を用いた献立は、厚生労働省・農林水産省が決定した「食事バランスガイド」に基づき、株式会社関越物産が作成したものです。
基本栄養素の働きを知ろう!
たんぱく質
たんぱく質は筋肉や骨、血液などの、人の体を作るのに欠かせない栄養素です。私たちの体は、水分を除いた約半分がたんぱく質で出来ています。
ビタミン
ビタミンは、直接エネルギーになったり、体をつくったりする成分ではありませんが、生命活動をサポートする栄養素です。体内でほとんど合成されないので、食品からとる必要があります。
炭水化物
炭水化物は、たんぱく質、脂質とともに3大栄養素と呼ばれ、脳や体を動かすエネルギーを作り出す、わたしたちの生命活動には欠かせない栄養素です。炭水化物は、「糖質」と「食物繊維」の合計で表されます。
ミネラル
ミネラルは、ビタミンと同じように体の調節機能を果たします。ビタミンと違い、ミネラルは体を構成する成分になっています。
脂質
脂質は、体を動かすエネルギー源になります。普通に食事をしていれば足りているといわれ、不足よりむしろとりすぎが問題になっています。
5つの栄養成分で食事を見直そう
糖質を意識する
糖質は主食(お米、パン、麺類)、芋類、果物などに多く含まれます。糖質は私たちが毎日生活するのに必要なエネルギーの源で、脳を働かせるとても大切な役割があります。不足すると、疲れやすくなったり、判断能力が鈍くなったりします。しかし、摂りすぎると糖質は中性脂肪となり太る原因になると言われます。こんにゃくやしらたきなどを取り入れ、適切な糖質量を摂取できる献立を考えましょう。
糖質量別レシピへエネルギー(カロリー)を見極める
体が正常な動きを維持するためにはエネルギーが必要で、キロカロリー(kcal)の単位で表されます。
カロリーの高い食品を食べ続けると、肥満につながります。こんにゃくやしらたきを毎日の食事に取り入れ、上手に使って摂取カロリーの調整を心がけましょう。
脂質を控える
脂質は、身体の中に必要な3大栄養素の1つです。1gあたり約9kcalと効率がよく、高パワーのエネルギー源となります。しかし脂質を摂りすぎると、生活習慣病の原因になります。そのため、脂質は1日3食の食事の中でバランスよく摂ることが大切です。
脂質の高い食品をこんにゃくやしらたきに置きかえて料理に使い、脂質の摂取量を控えることによって、ヘルシーな食生活を送ることができます。
適切な塩分量を知る
食塩に含まれるナトリウムは体内の水分量を調節する大切な役割があります。しかし、食塩の過剰摂取は生活習慣病との関連が深いと言われています。日々の生活では食塩の使用量を控え、香辛料や酢、柑橘系果汁やハーブなどを上手に使いましょう。また食塩を直接使うのではなく発酵食品であるチーズや味噌を代わりに使うのもおすすめです。
塩分量別レシピへ食物繊維を上手に摂る
食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の二種類があります。積極的に摂る事で、便秘の改善に役立ちます。
こんにゃくやしらたきにはグルコマンナンという食物繊維が含まれています。こんにゃく米入りご飯は白米より食物繊維が多く含まれ、普段不足しがちな食物繊維の補給に役立ちます。