こんにゃくは、あく抜きをすることで、より美味しく食べられます。
「あく抜き不要」のこんにゃくもあります。
こんにゃくはそのままでも調理できますが、「あく抜き不要」と書いていない商品の場合は、あくを抜くために湯通しした方が美味しく召し上がれます。「あく抜き不要」のこんにゃくは、そのまますぐに調理することが出来、又、刺身こんにゃくは火を使わず食卓にあげることができます。
こんにゃくは食べやすい大きさに、しらたきは食べやすい長さに切り、沸騰したお湯で3分〜5分ゆでます。
塩をまぶしてよく揉み込み、しばらく置いて余分な水分を出してからゆでてもよいでしょう。
乾いたまな板に、水けをよくふいた板こんにゃくをのせ、塩をまんべんなくふってからめん棒で軽くたたきます。
こんにゃくを鍋に入れ、かき混ぜながら中火で炒ります。煮もの、和えものに向いていますが、炒めものにする場合も、他の材料と合わせる前にから炒りすると、味がよくなじみます。
食品のあくは「食物に含まれるえぐ味、渋味、苦味など不快で不要とされる成分の総称」といわれています。
こんにゃくの原料であるこんにゃく芋には「シュウ酸カルシウム」や「くさみ成分」が含まれています。凝固剤として石灰(水酸化カルシウム)を使います。これらが合わさって、こんにゃくのえぐみやくさみになっています。
こんにゃくはアルカリ性になることで反応して固まります。また、野菜に含まれる色素は非常にデリケートで酸性・中性・アルカリ性にてカラフルに変化します。
フルーツや野菜は酸性・中性であることが多く、こんにゃくのアルカリ性が反応して、色は一気に変化します。
自由研究としておすすめのこんにゃくの色変わり実験 |
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ごぼうは緑色、玉ねぎは黄色、里芋はピンク色などの変化がよくみられます。他にどんな食材が色の変化をするか試してみよう。
※心当たりのない変化にビックリしますが、体に害はありません。 |
油脂に強いアルカリを加えて加熱すると、けん化という反応が起きて泡が出ます。通常の料理で発生した泡は体に害の無い程度ですので、気にされなくて大丈夫です。
泡立ちしやすい油として、ごま油やオリーブ油が知られています。