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こんにゃく問答

VOL 42 眼病を治す「こんにゃく閻魔」

こんにゃくと世界

東京、文京区小石川に380年余り前に建てられた源覚寺に「こんにゃく閻魔」と呼ばれる閻魔大王があります。時代小説や落語の噺や、樋口一葉の「にごりえ」、夏目漱石の「こころ」にも登場する「こんにゃく閻魔」です。この閻魔さんが「こんにゃく閻魔」と呼ばれるのは、昔、眼病を患った老婆が閻魔大王に21日間の祈願をしたところ夢の中に大王が現れ「願掛けの満願成就の暁には、私の両目のひとつを差し上げよう」と言われ、満願の日に老婆の目は治り、以来、大王の右目は盲目となり、右目部分は割れて黄色く濁ったのだそうです。

老婆は感謝のしるしとして大好物の「こんにゃく」を断ち、閻魔さんに「こんにゃく」を供えつづけたということで、源覚寺の閻魔大王は「こんにゃく閻魔」と呼ばれるようになり、眼病治療の閻魔として信仰され、江戸時代から“こんにゃくえんま門前”として、にぎわいが続いているのです。

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