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こんにゃく問答

VOL 35 春のきざしの“こんにゃく料理”

「春告草」、はるつげぐさと呼ばれる梅は万葉集に、119首の歌が詠まれているそうです。
春は花便りとともにやってきますが、江戸の料理本「蒟蒻百珍」にも花の名を付けた、こんにゃく料理があります。

「紅梅」という名の料理は、こんにゃくを薄平に切りますが切り方は好みにまかせ、うめ酢につけて色をつけ、いろいろの素材と組み合わせて使うと、そっけない。

同じ発想では「梅肉和」(にくあえ)が“こんにゃくをまる揚げにして、切り方は好み次第で芋かけなどと一緒に梅肉和えにする”とありますから、今でも使える一品です。

「花の下(もと)」は、こんにゃくを糸作りにして薄く味を付け、丼鉢へ沢山入れ、上より“花がつお”をかけていただく、とシンプルな一品です。

「花槽(はながた)」は“さくらや梅などの押し金型に入れて切り出し、使い方はいか程にとあるべし”と、工夫次第とあります。花見弁当に使ったのでしょうか。

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